こんにちはポールです。
今回は約1年前(大学4年)に香港・マカオへ行った際の旅行記です。
香港では、念願の重慶大厦(チョンキンマンション)に宿泊し事件発生。
マカオでは、初のカジノに挑戦しました。
旅の日記に写真を添えて書いていきます。
今回は前編です。
ちらりと見ていただけると幸いです。
以下、バックパッカーで旅へ出かけよう!-香港・マカオ旅行記-前編です。
1日目 日本から香港 〜旅の始まり、青衣駅〜
あのアジアの生ぬるい風に乗った湿気と香りを求めて旅に出る。
それにしても旅へ行く度にバックパックが小さくなる。amazonで格安のリュックを背負い成田に向かう。
長々と電車に揺られてやっと成田に着いた。
チェックインを済ましていると、私のテンションは最高点に達していた。
税関を通り抜け、いざ香港へ向かう。
香港エクスプレスに乗るとあっという間に眠ってしまい、気がつくと香港に到着していた。
空港が大きいため、ターミナル移動に地下鉄が走っていた。
「カニの爪みたいなつり革だ」
なんて思っているとすぐに入国審査の場所へ着いた。
長蛇の列に並び、やっと香港に入国を済ませたのがPM9:00。
さて、今日はどこに泊まろう。
とりあえず「Booking.com」で今からチェックイン可能で一番安い宿を予約した。
青衣駅というところにあるようだ。
MAPを見ると香港の空港は埋立地のような場所にあるので
タクシーか、少し高い特急電車のようなものに乗るしか手段がないようだ。
香港は物価が高いと聞いていたので、とりあえず電車にしようと決めた。
写真がぶれているが、香港のSuicaのようなものを購入し電車に乗り込んだ。
電車の座席にはUSBポートが着いていたり、現在地が表示されるようなMAPが存在していた。「日本より便利かもしれない」なんて考えながら、とりあえずiPhoneを充電する。
青衣駅に到着。
なんだか高級住宅街のように見えた。
とりあえず空腹と喉の渇きを満たすため駅前のコンビニへ。
小さなチョコを二つで2.5香港ドル(約35円)で購入し
宿まで歩いて向かうことにした。
海沿いの道を歩きながらまるで深夜の横浜のようだった。道に迷いながらも約5kmの道のりを歩き続けていると目の前の大きなホテルが現れた。
まさかこんなところに150香港ドル(約2000円)で泊まれるとは思わなかった。
シャワーを浴びてゆっくりしていると日付も変わっていた。
窓を除けば工事中の香港の夜景が飛び込んできた。
明日はネイザンロードに向かおう。
2日目 香港 〜ネイザンロード、重慶大厦(チョンキンマンション)、テンプルストリート〜
まず、昨日乗車した青衣駅まで約5kmの道を歩き電車に乗った。
喉が渇いたのでコーラを飲む。
ネイザンロード付近の駅に到着し、地下から地上へ上がった。
新宿かと思うほどの高い建物が密集していた。
香港は本当に建物の壁を見ているだけで飽きない。
とりあえずお腹が空いたので、近所のお店に入った。
40香港ドル(約500円)だった。
香港に来てからようやく、まともなご飯を食べた。
昼食後、重慶大厦へ向かった。
宿の空き状況を伺い、空いてる部屋に向かう。
古びた小さなエレベーターに人が満員まで乗り込み、15階まで登っている最中は本当に祈る気持ちだった。
チェックインを済ませて、1階まで降りている最中、そこの住民であろう人物が、こちらを睨みつけ、いきなり胸ぐらを掴まれた。
何を言っているのかわからなかったが「お金をよこせ」のようなニュアンスだった。
彼の腕を振り払い、「やめてくれ」と日本語で叫んだ。
エレベーターが1階に到着するまで、彼は私に何かを言っていた。
本当に嫌な思いをした。
念願であった重慶大厦(チョンキンマンション)のことが大嫌いになってしまった。
気分は下がったが、彼のせいで旅が台無しになるのは悔しいので
付近にあった九龍公園まで歩いてみる。
のうのうと戯れるフラミンゴが私の心を落ち着かせてくれた。
公園内にあったハンバーガーの売っていないマクドナルドのアイスクリームが、かなり美味しそうだったが、我慢しながら公園を出る。
路上のシンガーの歌を聴いたりしていると、テンプルストリート(男人街)というところの夜市に出くわした。
「これが香港の夜市か」
私は沢木耕太郎「深夜特急-香港・マカオ」という小説の内容を思い出した。
夜市では特に欲しいものもなかったがやっぱり見ているだけで楽しめるものだ。
偽物の商品がたくさん並んでいた。
(LEGO、カード、スピーカー、イヤホン、ハイブランド品など)
バザールの店員さんと会話をしていると、「香港の人は日本人が好きだよ」と言う。香港と日本の関係を思い出せない自分の脳内を恨む。普段、どれほどネット環境の恩恵を受けているのかを再認識した。
時間も遅いので夕飯を食べようとラーメン屋さんに入った。
20香港ドル(約300円)のラーメン
これが、なんとも言えない味だったが空腹を満たすために頬張った。
その後、歩いて重慶大厦まで戻ってきた。今日は一体何km歩いたのだろか。
とにかくエレベーターで奴と合わない事を祈った。
無事問題なく自分のゲストハウスまでたどり着いた。
今日は本当に怒涛の1日だった。
けれどこの非日常こそが、私の求めるものなのかもしれない。
「もし私がここで生まれ育ったとしたら、日本という国にどんな感想を持つのだろうか。」
これは私が旅中いつも考えることだ。
外に出てから気づける事は、学校や実家に恋人。
更には日本という国ですら、きっとそれに当てはまるのだろう。
それにしても、部屋の天井に吊るされた扇風機がグラグラしており
今にも落っこちてきそうで眠れそうにない。
明日はどんな日になるのだろうか。
3日目 香港 〜美麗都大厦(ミラドールマンション)、中環(セントラル)、鰂魚涌(クオリーベイ)〜
昨夜の治安の悪さがすごく嫌な気持ちにさせたので、絶対に今日は違うところに泊まろうと決めた。
旅の前に調べていた美麗都大厦(ミラドールマンション)というワードが頭に浮かんできた。近いので歩いて行ってみると、キャッチのお兄さん達がたくさんいて、値段交渉をすることになった。
格安のゲストハウスに決めて、美麗都大厦(ミラドールマンション)に入る。
美麗都大厦は重慶大厦と同様に、1つの建物の中にゲストハウスが密集しているようなところである。
実際に内部に入ったとき、私はかなり興奮状態であった。
そのまま私が宿泊するゲストハウスまで歩き続けた。
宿泊先に到着するとオーナーは気さくな人だった。
私が日本人だと伝えると、親切に街の説明や、美味しいご飯の場所などを教えてくれた。
「セントラル(中環)とクオリーベイ(鰂魚涌)は地下鉄でいけるし、結構面白いと思う」と彼が言うので、早速行ってみようと慣れない改札をくぐって電車に乗り、中環駅に向かった。
中環駅に到着し改札を出ると、街はぐねぐねしており、どこを歩こうかと迷った。
とりあえず長い石坂を汚れたスニーカーで、ぐんぐん進んで行く。
頂上に到着。
壁にへばりついているのは何だろう
なんて考えていると
近くにいた女性が話しかけてきた。
A「日本人ですよね?」
私「あ、はいそうです」
A「日本語聞けてすごく落ち着いた。英語も全然わからなくて。どの辺回りました?」
私「いやここさっき来たばかりで。逆に何か教えて欲しいです。」
A「そうなんですね。ここのそばにグラハムストリートがありますよ」
私「なんです?それ」
A「とりあえず行ってみたら分かると思います」
私「ありがとうございます。そういえばゲストハウスのオーナーがここの他にクオリーベイもかなり面白いと言ってました。」
(MAPを広げ出す女性)
A「電車で行けそう! ちょっと行ってみます。」
私「よかったです。お気をつけて」
A「はい。あなたもお気をつけて」
とりあえず彼女が言っていたグラハムストリートへ行って見ることへ。
行って見たら「よく写真で見る場所だ」とすぐにわかった。
周りには海外の旅行客がみんな各々で写真撮影をしていた。
その後も色々と街を歩き続けたが「もういいか」と思った私は
近くにあった肉まんを食べ電車に乗り、クオリーベイ(鰂魚涌)に向かった。
クオリーベイはかなりの密集高層マンションが建ち並んでいた。
そして目玉となるのはモンスターマンションとも呼ばれる
益昌大厦(Yick Cheong Building)
よく映画でもロケ地として使われている、密集型の高層マンションである。
洗濯物が干してあり、この観光スポットに人が住んでいるのかと思うと、なんだか少し複雑な気持ちになったが、色鮮やかで、今にも崩れてしまいそうなその建造物に、私は圧倒されていた。
なんだかんだで日も暮れて来たのでゲウトハウス周辺にもどり夕食をとる。
うどんのような麺にお肉が入ったもの。
値段は45香港ドル(約600円)
インドやタイに比べると物価は高いなと痛感する夕食だった。
さて明日は船にのりマカオへ向かう。
チケットの予約さえしていないが、果たして辿り着けるのだろうか。
まとめ
記事の閲覧ありがとうございます。
香港は街並みが本当に美しくて映画の世界で生きているような感覚に陥りました。重慶大厦(チョンキンマンション)や美麗都大厦(ミラドールマンション)は本当にスリリングですが、何か本物を体験できたような気がします。
少し冒険心のある方には良い思い出になるに違いないです。
次回のマカオ編はこちら。
コメント
[…] こんにちはポールです。 今回の記事は前回の続きになります。 バックパッカーで旅へ出かけよう!-香港・マカオ旅行記-前編 […]